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パニック障害と関連疾病症例〜不安発作で来院、バセドウ病が判明したDさんのケース〜
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Dさんは36歳、パート勤務です。
突然の動悸と不安発作を訴えて心療内科を受診しました。
それまでの経過としては、1年前から職場の人間関係のストレスで、全身倦怠感、食欲不振、不眠などの症状が出て、胃腸科を受診。
検査でも異常は見られず、ストレス性胃炎が疑われました。
ところが外出時に突然身震い、動悸などの不安発作が頻繁に起こるようになり、家族の勧めで心療内科受診となったそうです。
診察の結果、脈拍数が毎分110回と頻脈で、指が小刻みに震えています。
前頸部の甲状腺の腫れも認められました。
Dさんの主な訴えは不安発作でしたが、診察の結果、甲状腺疾患が考えられました。
検査の結果、肝機能障害と総コレステロールの低下、甲状腺ホルモン高値、TSH(甲状腺刺激ホルモン)低値、抗TSHレセプター抗体陽性であることから、バセドウ病と診断されました。
抗甲状腺薬を服用して、症状はかなりよくなったそうです。
バセドウ病とは、甲状腺機能亢進症の代表的な疾患で、若い女性に多い自己免疫疾患です。
バセドウ病の症状はパニック障害の症状とよく似ていますので、しっかりと見分ける必要があります。
また、パニック障害と甲状腺疾患とは合併することが多いという報告もあります。