不安神経症(不安障害)の症状と対策 > パニック障害の原因 > パニック障害の原因〜遺伝的要因〜
パニック障害の原因パニック障害の原因〜遺伝的要因〜
スポンサードリンク
パニック障害の原因はまだはっきりとは解明されていませんが、遺伝的要因、神経生物学的要因、心理的要因などさまざまな角度からの考察がなされています。
ここではまず遺伝的要因について説明していきたいと思います。
他の病気と同じように、パニック障害にもさまざまな遺伝子が関係していると考えられています。
パニック障害の患者さんの家族がパニック障害を生じる率は3.6〜17.3%と、一般の人の7〜8倍多く見られるとする報告があります。
また、双生児を対象とした研究では、一卵性双生児では二卵性双生児に比べパニック障害を生じる率が高いという結果が報告されています。
さらに、双生児の片側がパニック障害の場合、もう片側のペアの発症率(生涯有病率)は一卵性双生児では24%、二卵性双生児では11%という報告もあります。
一卵性双生児では一般の人の発症率の約10倍、二卵性双生児では約5倍多く見られるということになります。
しかし、パニック障害の原因となる特定の遺伝子は見つかっておらず、多因子遺伝(特定の遺伝子ではなく、多くの遺伝子領域が関わり合って発症する)ではないかと推測されています。
したがって、遺伝的要因が関連しているということはいえますが、親から子へ必ず遺伝するというものではありませんので、むやみに心配することはないでしょう。