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パニック障害の原因

パニック障害の原因〜脳のしくみの異常〜

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パニック障害を脳のしくみという観点からみていきたいと思います。
パニック障害は心因性の病気ではなく、脳の病気であるという考え方もあります。
不安を感じる脳のしくみに起きる異常が、パニック障害の原因になっているのではないかという説です。

私たちが危険に直面したとき、脳の青斑核からは、神経伝達物質ではあるノルアドレナリンが分泌されます。
その刺激が大脳辺縁系に伝わって、私たちは不安や恐怖を感じるわけです。

しかし、青斑核が誤作動を起こして、危険がないのに「警報」を鳴らし続けたらどうなるでしょうか。
大量に分泌されたノルアドレナリンは、自律神経の中枢をも刺激し、動悸やめまいなどの自律神経症状を起こしてしまいます。

これがパニック発作を生じさせるという仮説なのです。

興奮が大脳辺縁系へ伝わり、予期不安を起こし、さらに興奮が前頭葉に伝わり、パニック発作が前頭葉で学習されると、広場恐怖が起こると考えられています。

ここに出てきた脳の部位と働きについて説明しておきます。
青斑核は不安や恐怖などの感情をつかさどる部位、大脳辺縁系は喜怒哀楽の感情をつかさどる部位、前頭葉は創造、思考、意志、感情など人間らしさをつかさどる部位です。