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パニック障害の原因

パニック障害とストレスの関係

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パニック障害の患者さんに、「パニック障害になる前、ストレスがありましたか?」という質問をすると、多くの人の答えは「YES」です。
ストレスは多くの病気に影響を及ぼしますが、パニック障害の原因もストレスなのでしょうか。
答えは「NO」です。

ストレスはパニック障害の原因ではなく、きっかけにすぎないのです。
ここではストレスとパニック障害の関係についてみていきたいと思います。

私たちがストレスを感じるとき、脳ではどのような変化が起きているのでしょうか。
私たちがストレスを感じると、脳はまずノルアドレナリンを分泌します。
物理的なストレスの場合、脳全体からノルアドレナリンが分泌され、時間が経つとともに消えていきます。

一方、心理的なストレスは、視床下部や青斑核、扁桃核いう不安や情動が起こるしくみと関係の深い部分を集中的に刺激します。
しかも、その刺激はストレスがあるかぎり続きます。
このため、視床下部や青斑核、扁桃核が興奮状態になり、不安を起こすわけです。

心理的なストレスが続くと、一部の脳が興奮しますが、それですぐにパニック障害を起こすわけではありません。
ストレスによる脳の興奮は、神経伝達物質のバランスに乱れを招く引き金にすぎないのです。

したがって、ストレスはパニック障害を引き起こすきっかけにはなりますが、直接の原因というわけではないのです。